インタビュー / CONTENTS
Posted on 2012-12-01
水野将寛〈屋上カフェオーナー〉/ 屋上インタビュー完全版 vol.17
昼下がりに馴染みのカフェでゆったりとコーヒを嗜む。スゴく幸せな時間ですよね?
で、ここでちょっと考えみてください。そんな馴染みのカフェが屋上にあったら。って!
これはもう『盆と正月が一緒に来た』状態ですよ(意味不明)。
でも、ボクは屋上カフェってそれぐらいスゴく素敵で
魅力的な場所なのでは?と思うワケですよ。
そこで、今回は屋上カフェの魅力ってなんだろう?ということで、
屋上カフェ「カフェ・プランツ」オーナーの水野将寛さんに色々とお聞きしてきました。
Interview&Text ● 水野 桂助
Photos ● 堀江 浩彰
ー どういったきっかけで、屋上でカフェを始めることに?
水野将寛さん(以下:水野):いや、僕が始めた訳ではなく、前に勤めていた会社が屋上でカフェをはじめて、僕はたまたま、このお店の店長になったんですよ…で、色々あって今は、カフェのオーナーをやっています。別にケンカしてとかじゃないですよ(笑)。
ー 了解しました(笑)。では、屋上でカフェがしたくて、はじめたわけではなかったんですね。
水野:はい(笑)。
ー でも、なぜ元社長さんは屋上でカフェをしようと考えたんでしょうね?
水野:うーん、社長曰く『これからは屋上緑化がくるから、屋上でカフェをすると盛り上がる!』と。実はまだ、なかなか盛り上がってこないんです…。もう10年近く待っているんですが(笑)。
ー でも、今は屋上緑化もだいぶ一般的になっていますし、元社長のおっしゃってることは間違ってないですよね。
水野:確かに。
ー 実際に店長・オーナーをしていて、なにか屋上カフェの魅力とかって感じましたか?
水野:うーん、ここは百貨店の屋上にあるカフェにしては『すごくアットホームな空間で、気張らずに落ち着ける開放的なお店かな』って思っています。これは魅力かもしれないですね。『屋上カフェ』の魅力とはズレているかもしれませんが…。お客さんも子連れやお孫さんの子守りをするおじいちゃん、おばあちゃんが多いですし。
ー 確かに、ここは屋上遊園地もありますしね。
水野:はい、なので週末は子供が屋上遊園地で楽しんでる姿を遠くから笑顔で見守っている光景をよく目にします(笑)。
ー 微笑ましい光景ですね。子どもを屋上遊園地で遊ばせつつ、大人は休憩できる。これは魅力的ですね。
水野:そうですね。これは『カフェ・プランツ』ならではです(笑)。
ー ちなみ、このお店で見れる是非ともおすすめしたい景色や風景ってありますか?
水野:あります、あります。春と秋なんですけど夕方のテラス席から見える夕日はすごくキレイです。丁度、座ると正面に夕日がくるんですよ。是非、見てもらいたいですね。外で過ごすにもスゴく気持ちのいい季節ですし。
ー うわぁ、贅沢な時間。良いですね。また、街中で見る夕日って言うのがそそられますね。
水野:ですよね。お客さんがうらやましいです。平日、タバコを一服しながら、だらけるサラリーマンとか。それに、夕日を浴びたその人はすごくかっこ良くみえます(笑)。
ー 見えそう(笑)。あと、何かロマンチックな雰囲気も漂いそうですね。
水野:ですね。もう夕方テラスでのんびりしているカップルなんかは単純にうらやましいです。クリスマスの時期とかは特に。ちょっと寒いですけどね。
ー イチャイチャしやがって!って(笑)。もしかしたら、このテラスでプロポーズなんてこともあったかも…。
水野:どうですかね。もしかしたらウチの歴代スタッフの中には、告白ぐらいはしているコがいるかもしれませんけど。あからさまに怪しい二人とかいましたから(笑)まぁ、僕の勘ですが。
ー 雰囲気がそうさせる、みたいな。
水野:ですね(笑)。
ー ちなみに、水野さんにとって『屋上』ってどんな場所ですか?
水野:うーん、どうだろう…。明確なイメージって無いですね。子どもの頃にどこどこの屋上で遊んだ!みたいな思いでもないですし。実際の所、お店で働くようになってはじめて屋上に来た気もしますし…。だから僕にとって屋上は『お客さんのスペース』って思いが強いですね。
ー なるほど。では、そんなお客さんのスペースで今後やりたいことなどはありますか?
水野:これはもう『ビアガーデン』。ずっと、やりたいって思ってます。
ー いいですね!是非是非。
水野:はい、僕は全然やりたいんですけど、色々とありましてね…。でも、あきらめずに頑張りますよ!あとはクリスマスのイルミネーションもやりたいですね。
ー それもいいですね!他には(笑)
水野:うーん、夏祭りとかもやりたいですね。いろんな屋台なんかがたくさんでたり。仕事帰りにやっている大人の夏祭り。
ー おーっ、イイ!提灯つけたり、遊園地の乗り物を電飾したり!なんか、無性にテンションが上がってきた!!!!! 屋上の可能性は無限大(笑)これ、本当実現させてください。絶対に遊びにきます。仕事帰りに!
水野:はい、頑張ります…。
ー 絶対ですよ! もう、このインタビューの続きは来年の屋上夏祭りでやることに今、決めました。まだ、話足りないようでしたら、夏祭り実現してください。そこでお聞きしますので!ということで、今日はひとまず終わります。ありがとうございました。
水野:こちらこそ、なんか、強引ですね(笑)。
ー そうですか(笑)?
そんなこんなで、インタビューを読んでくれたみなさん。
どうですか?「屋上夏祭り」って響き。
ちょっと素敵過ぎませんか? そして、魅力的すぎません?
やったら、絶対に楽しいと思うんです!
で、今決めました。
屋上とそらは今年の夏、全力で「屋上夏祭り」を応援します!
(もちろん編集長非公認)
だ・か・ら、どうですか? 全国数多の屋上担当のみなさま。
この夏の御社の新たな起爆剤に素敵な「屋上夏祭り」を!
あと「何言ってんだ『屋上夏祭り』なんて、もうあるじゃん…」とお思いの読者の皆さん。
お願いします!その情報をボクにプリーズ。だって、行ってみたいんですもん!!
ということで、全国の奇特な屋上フリークのみなさま、
今後ともボクたち『屋上とそら』を様々な角度からよろしくお願いしまーーーーす!
そして、最後に水野さん!期待してますよ(笑)。
水野将寛
名古屋市中区栄の松坂屋名古屋店・本館屋上の[カフェ プランツ]オーナー。2011年7月には「素敵なママ達がリラックスできるような隠れ家カフェを作りたい!」というコンセプトで名古屋市西区庄内通に[アメイロ カフェ]を開業。[カフェ プランツ]では、屋上とそらのイベント「屋上とそらの小箱展」も開催させていただきました。カフェ プランツ
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-16-1(松坂屋名古屋店・本館屋上)
営業時間/10時〜19時30分
WEB→ http://www.utt-w.com/plants/
水野 桂助 keisuke mizuno ライター・プレス
1978年愛知県生まれ。relaxみたいな雰囲気のフリーペーパーを創りたい!とそそのかされ、渋谷直角さんのようなインタビュアーが必要だ!と焚き付けられ、巻頭インタビューは雑誌の華だ!とプレッシャーをかけられ、毎号巻頭インタビューを担当する遊びと子育ての両立に悩む1児の父。事務所先輩はじまりの様々なご縁を経て、屋上とそらfreeに最重要ポジションで参加中。帰りたがらない編集長とアートディレクターに挟まれる辛い日々を「みんなで楽しく!」をモットーに乗り切り中。
> twitter @mizu227
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